怒りを抑える方法

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怒りという感情は、人の感情の中でも激しいものだと思います。瞬間的に湧きあがり、一気に増幅して、自分ではなかなかコントロールできなくなってしまいます。

怒りの感情に駆られて、人に対して悪いことをしてしまったり、自分にとってよくないことをしてしまうこともあります。一時の怒りの爆発によって、大きい不幸を招いてしまうこともあります。
今日は怒りを抑える方法について書きたいと思います!

 

1.「怒りをコントロールしよう」と決意する


「怒り」は激しい感情であり、コントロールが難しい感情の一つだと思います。
それでも、心がければ「ある程度はコントロールできる」、努力を続ければ「少しずつコントロールできるようになれる」と思います。

怒りをまったくコントロールできない人の中には、「自分は怒りがコントロールできない」「性格だから」などと、あきらめている人が多いのではないでしょうか。
また、自分の怒りの原因は「相手のせい」「相手が悪い」としか考えられない人もいます。
怒りの発生の原因はその出来事や相手のせいですが、怒りの感情を大きくし、持続してしまうのは「自分のせい」です。
また、怒りはまったくコントロールできないものではない、と思います。

心がければ「ある程度はコントロールできる」、努力を続ければ「少しずつコントロールできるようになれる」と考えましょう。
そして、「怒りをコントロールするように心がけよう」「怒りをコントロールできるようになろう」と決意することが、第一歩だと思います。

 

2.自分の怒りに気づく


「怒りをコントロールしよう」と決意しても、自分が怒った時にそれに気づけないと何もできないでしょう。
まず、自分の怒りに気づけるようになることが肝心です。

自分の怒りの感情に気づけるようになるための方法としては、「私には怒りを大きくしてしまう(考え方の)クセがある」と自覚することからだと思います。
さらに、「こういう時に」「こういうことで」「この人に対して」のように、クセが出やすい状況を自覚できれば、より気づきやすくなるでしょう。

怒りが湧きあがった時に、「あ、またこのクセだ」と気づけることが増えるでしょう。
そういう状況になりつつある時に、「気をつけよう」と事前に思えることもあるでしょう。
少しでも早く気づくことができれば、それだけ怒りの感情が小さいうちに抑えることができます。

すぐにうまくはできないかもしれませんが、「自分の怒りに気づいて、コントロールできるように心がけよう」と考えていれば、少しずつ気づけるようになれると思います。

 

3.怒りの感情を鎮める努力をする


自分の怒りに気づくことができれば、その感情を鎮める努力ができるはずです。
一般的によく言われる方法としては、「深呼吸をする」「10数える」があります。
自分で怒りを鎮めようと、このような努力をすれば、少なからず効果はあるでしょう。

心を鎮める考え方としては、「受け入れる」考えがあります。

「こういうこともある」「こんな人もいるんだー」などと、現実を受け入れる。

「怒りが湧くのもしかたがない」「こういう時もある」などと、自分の感情を受け入れる。
「相手のことを悪く考えてしまうのもムリもない」などと、自分の考えを受け入れる。

このような言葉を心の中で言うことができれば、怒りの感情を少しは鎮めることができるのではないでしょうか。
ある程度感情がおさまってそれで我慢できれば、それでいいのだと思います。「完全に感情をコントロールできないといけない」のような完璧主義はよくないでしょう。

 

 「人は人」も「自分は自分」も、本当にそう思えるようになるためには時間がかかると思いますが、そう思えるようになろうという目標をもって努力すれば、少しずつそう思えるようになると思います。それとともに、自分の中の人に対する怒りは小さく、少なくなっていくと思います。

ブログ |2015年7月12日

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